増えすぎた時計たち
気がつけば手元に時計が20本以上…。気をつけてはいた収集癖が抑えられず、いつの間にか時計が増えすぎました。しかしそのほとんどが使っていない時計ばかり。そんな状況が少々嫌になり、正直衝動買いや、そこまで好きでもないのに買ってしまった時計たちにお別れをすべく、時計を整理することに。
50歳近くにもなると後何年生きられるのか?などと考えるようになり、高校生の時に目覚めた「時計好き」を今も自負する身であるならば、買える範囲内で本当に好きな時計だけと濃密に過ごしたい。そんな想いからここら辺で厳選し整理、ギュッっと本数を減らすことを決意しました。




どれを手元に残すべきか
今の自分が一番好きな時計、本当に欲しい時計は何か?夜な夜な自問自答を繰り返しました。20本以上あった時計の多くを売却して、得られた金額+αで時計を買うことに。
まずは、何を残すかから考えました。
- ブランパン フィフティーファゾムス(グランデデイト)
- ロレックス エクスプローラーⅠ(214270)
- オメガ シーマスター300M(007エディション)
- セイコー プロスペックスMM300(SBDX017)2本
- グランドセイコー 61VFA
以上の5種6本を残し、あとは売却することに。
残した時計への想い
ブランパン フィフティーファゾムス(グランデデイト)…約15年前に東京のブランパンブティックで一目惚れするも、当時そんなお金は持っているはずもなく、それからコツコツとお金を貯めて買った思い入れのある1本。市場の人気は今ひとつだけど、世界最古の市販ダイバーズウォッチでありながら、ただならぬ高級感と機能美にあふれる。私の勝負時計として「ここぞ!」という時に使っています。

ロレックス エクスプローラーⅠ(214270後期)…39mmという絶妙なサイズ、シンプルながら超男らしく、3-6-9のみのアラビアインデックスはエクワンのアイコニックなデザインのひとつ。そしてロレックスのDNA的な要素を全てバランスよく配置した唯一無二感はロレックスの中で秀逸なデザインだと個人的に思っています。こいつだけは一生手放さないつもり。(たぶん)

オメガ シーマスター300M(007エディション)…映画007 No Time to Dieで登場したシーマスター。映画主演のダニエルクレイグもデザインに携わったとされるミリタリーな雰囲気のダイバーズ。ダニエルクレイグ主演の007シリーズをこよなく愛する私には特別かつダニエルクレイグ版ジェームズボンドがラストシーンで(死をを迎える)最後まで着けたメモリアルな1本。サイズ感も良いし、チタン+NATOストラップでとにかく軽い。NATOストラップを単色に替えてからさらに好きになった時計。

セイコー プロスペックスMM300(SBDX017)…好きすぎて謎に2本目を買ってしまったセイコーのMM300。筋トレ?って思うくらい重く、そして分厚い。正直着けていると疲れるし外したくなることも。しかし、そんなネガティブな要素を全て吹き飛ばす魅力がこの時計にはあるんです。2本とも売ろうか悩んだが、どうしても売れなかった。なにがそんなに良いのか?とにかく気取っている感ゼロで余計なデザインが見当たらないが、良いモノ感が滲み出ている点が一番お気に入り。陸上での快適性を犠牲にしてまで、プロ用の飽和潜水用時計であることを優先するプロフェッショナル寄りのスタンスを貫いている。SEIKOではフラッグシップとなる8Lムーブメントを搭載している点も気に入っている。

グランドセイコー 61VFA…使ったことは一度もない完全な観賞用腕時計。1960年代から70年代はじめまで、とにかくスイス勢に勝ちたい当時のセイコーの集大成的な存在。それを感じることができる貴重かつ希少な1本。今後も観賞用のままとなりそうだけど、ますます希少な存在になりそうで売ることはやめておいた。

そして新たにロレックスを購入!
時計たちを売却した結果、ある程度まとまった金額になったので、ちょっと手持ち資金を追加して時計を新たにロレックスを購入しました。購入した時計は以前所有していたものですが、次回またご報告しますね。
今回も時計を置くのに使用したTIMMERのFRAME MATは時計の撮影時にも重宝します。
詳しくはTIMMERの公式サイトをご覧ください。

いつも楽しく拝見させていただいてます。
背中を押していただいた(と、勝手に思っている)SBDC029が残っていないのは寂しいですが、本数が多すぎるのも使う機会が減るので適度な本数というのが有りそうですね。
何を購入されたのか気になります(笑)
いつもご覧いただきありがとうございます。
SBDC029も007も売却してしまいました。
どちらも非常に魅力的な時計ではありましたが本数が増えすぎた時計を5本程度に厳選した際に売却を決意しました。
ショーグンを売却した大きな理由としては、所有するSBDX017の存在が大きかったです。
チタン製とステンレス製、6Rと8Lなどそれぞれ特色が大きく違い単純に比べることは難しいですが、個人的な好みでSBDX017=MM300を残すことを選びました。
ショーグンに比べ、重く分厚く無骨で飾り気のないMM300ですが、私の服装にはこちらのほうがマッチする気がして、使用頻度が圧倒的にMM300が多くなっておりました。
もちろんショーグンも非常に良い時計だと思います。現行にはないオーソドックスなダイバーズスタイルは今後ますます魅力的で貴重な存在になっていくのではないかと感じています。
ぜひショーグン大切にしてください。また何かありましたら是非ともコメントお待ちしております。
新たに購入した時計については、近日中に生地にしますが、実はリューズが重い気がしていて早速OHに出すことになりそうです。
今後ともよろしくお願い致します。
ありがとうございました。