前回の続き・・・
手持ちの多くの時計を売却して得られたお金で、ロレックスの旧型エクスプローラーⅠ(214270)を購入しました。実は後期型の214270は既に所有していましたが、ふとしたきっかけから欲しくなってしまい2本目の前期型通称ブラックアウトを購入したのです。
今回は、私がこの時計を購入した経緯や、前期型と後期型の違いなどご紹介したいと思います。
↓は数年前に買った後期型
旧型214270を購入した経緯
取っかかりは増えすぎた時計たちを整理し「ギュッと」凝縮して時計たちと濃密に関わっていきたいという思いをきっかけに、「何を買おう?」となり一番に思いついてしまったのは、実用時計の最高峰であるロレックス。
しかし、現在正規店の来店予約を取ることさえ困難な状況・・・
最近仕事も忙しいし、正規店の予約が取れたとしてもお目当てのロレックスを購入できるとは限らない。そんな不確実なことに貴重な休みを割くモチベーションも出ないまま夜な夜な所有する時計たちを眺めていました。その中の1本、過去に購入した214270の後期型を眺めているとエクスプローラーⅠのミニマムながら溢れ出す質感とオーラに改めて魅了されてしまい「やっぱりコイツって最高かも」という思いが抑えられなくなってしまったのです。
でもさすがに既に持っている214270をもう一本買うことは少々馬鹿げていると思い、さらなる旧型の14270か114270(36mm)でも見に行こうと、週末に名古屋の某ショップにお邪魔することに。
そこで見つけた14270のシングルトリチウム。状態も良くギャランティなどの付属品もついていたので「これは良い!」と思い試着をお願いすることに。
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しかし、実際に腕に乗せてみると小さい・・・腕周りが約18cmと少々太めの腕の私には少々小さく違和感がありました。元々小径の時計は嫌いではなく、過去にも36mm径時計をつけていたこともありますが、最近ブランパンフィフティファゾムスやオメガシーマスター、セイコーMM300の40mm超え時計をメインに着けていたこともあるせいか、なんかこのサイズ感は違うなと感じてしまったのです。また今回の目的である「実用性」という観点からもシングルトリチウムの少々デリケートかつヴィンテージな時計を買ってしまうと私の性格上使わずに観賞用となってしまう懸念があったのです。
んー・・・と思っているとすぐ横に214270の前期型、いわゆる「ブラックアウト」を発見しました。
現在所有している後期型のエクスプローラーと同じ214270ですが、369のインデックスが夜行なしのポリッシュになるだけで私には違った雰囲気に感じられました。試着をしてみてもやはり「これ!」と思える私の腕にぴったりのサイズ感。その個体がノンポリッシュで状態も良く付属品も完備していたので・・・
勢いもありそもまま購入してしまいました。
ちなみに購入価格は約110万円。多くの時計を売却して得た資金を全て使い切りました。
214270前期と後期の違い
前期型と後期型の違いを画像とともに改めてご紹介します。
要素/モデル | 前期(214270) | 後期(214270) |
①インデックス | 369ブラックアウト+クロマライト | クロマライト |
②針 | 細く短い | 太く長い |
③クラスプ裏 | マット(梨地) | ポリッシュ |
Q:どちらが前期でどちらが後期でしょう?(正解は画像の下に)
A:↑上が前期 下が後期
A:↑左後期 右前期
A:↑上が後期 下が前期
A:↑上が後期 下が前期
やっぱエクスプローラーⅠ 214270は最高だった
改めて感じたエクスプローラー1がいいと思える点
- 一目で「エクワン」とわかるアイコニックさがいい
- シンプルでミニマムなのに男らしい見た目はとにかく最高
- ブレスが全箇所サテン仕上げなのでギラつかず嫌味がない
- 肌馴染みや装着感・大きさ厚みのバランスが良く長時間使用しいても快適
- 良好な視認性(暗所では後期型の方が良い)
- オイスターロック、ねじ込みリューズによる安心感と信頼性
- スーツやカジュアル問わず使える汎用性の高さ
後期型のメリットは?
- 369インデックスがブラックアウト(ポリッシュ)なので目立たずよりシンプルな文字盤に感じられる(若干フォーマルよりな印象)
後期型のデメリット?
- 分針が短くバランスが悪い?(個人的にはあまり気にならないれべるかと・・・)
正直どちらも基本は同型の214270なので違いも微差ですし、好みの問題ですね。
現行の224270について
正直40mmとわずか1mm(+2.56%)外径が大きくなった現行224270は現物すらみたことはないので、旧型214270との違いをお伝えできないのは残念ですが、いつか手にとって違いを比べてみたいものです。
最後に ミニマリストにもおすすめの時計
もし私が時計を1本しか所有できないとしたら、この「エクスプローラー1」を選ぶかもしれない。
ヒマラヤ登頂のために誕生した時計だけに信頼性と堅牢性は抜群。なのにスーツ、カジュアル問わず着用できる。シンプルなのにアイコニック。そんな時計はなかなかないです。
もしあなたがミニマリストで、時計は1本しか持ちたくない場合、エクワンがおすすめかも。