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ロレックス正規店の謎と買うためにすべき8つの行動

謎が多いロレックス正規店の優先順位や販売方法。完全実績お得意様優先主義のパテックフィリップとは違い意外に謎に包まれているロレックス正規店の「?」についてまとめるとともに、どうしたら買えるのかを最近の経験を踏まえ改めて考えてみました。

まずは、ロレックス正規店にまつわる疑問を整理

  • 在庫があっても案内してもらえない場合がある?
  • 外商には優先的に案内している?
  • 一番に並ぶ、整理券の一番目を入手することは意味がある?
  • 何をしたら買えるのか?

これらのことについて私なりの回答と欲しいモデルを買うためにすべきことについて仮説を立ててみたので、一つずつ説明します。ちなみに私はここ一週間で欲しいと思っているある程度人気のあるモデルを2回購入することができました。一本目は先日紹介させていただいたデイトジャスト41。それに加えもう一本欲しいと思っていたモデルが買えたのです。(今回はせっかく案内してくれたお店にも申し訳ないのでモデル名や購入店は差し控えさせていただき、落ち着いたら公開しようと思います。)過去現在の経験をもとに私なりに出した回答ですが、どうしても欲しいモデルを入手したい方の参考になればと思い紹介させていただきます。

在庫があっても案内してもらえない場合がある?

在庫があっても案内してもらえない場合は充分にあると思われる。

コロナ等の影響でどこくらいが減産になっているか、正確な数字はわからないが、従来であれば年間数十万本が生産されている。現在でも正規店に各モデルが随時に入荷していることは確かなはずで、入荷したモデルは誰かが買っていることも確かなはずです。でなきゃ並行店にあれだけデイトナ並んでいませんから例え超人気モデルであっても誰かが入手していることは確実です。では買えるか買えないかは単純に「運とタイミング」なのでしょうか?

きっと違います。

まず、多くの正規店では全ての店員さんは在庫を把握していないと思うのです。もし全ての店員さんが正確な在庫や入荷のタイミングを知ってしまえば、その情報がどこかから漏れると思うのですが、そういった噂を聞一度もいたことはありません。知っていたら漏れてしまうから情報は厳重に統制されているのでは?

【仮説】実は在庫を管理しているのは正規店の中でも幹部クラス数名で、そこに客の要望を聞いた店員さんが、「◯◯を求めている◯◯なお客様がおられますが、いかがでしょうか?」といった形でプレゼンを行う→在庫管理を行う幹部クラスがそれを受け在庫の中から案内するモデルを提案する。→それを受け店員さんがお客に「これがありましたがいかがでしょうか?」や「残念ながらご希望のモデルは在庫がありません。」といった案内をする。そもそも現時点の在庫を全ての店員さんが把握していれば「即答」となるところですが、そうではなく儀式を経て「ある」「なし」の回答がされることが多いと思います。この仮説が正しければその儀式に時間がかかることも納得できます。

つまり、在庫があっても案内してもらえない人と案内してもらえる人が存在することになります。どういったタイミングでどういった方が案内してもらえるかについては、後ほどこちらも「仮説」として紹介をしたいと思っております。

外商には優先的に案内している?

あって当然?特にデパートでは十分にあり得る。

SNSでも外商を優先的にロレックス店内に案内している様子が批判されている投稿を目にしたことがあります。個人的にはこのようなことはあって当然、ないほうが不自然とすら思っていますので、特段憤りを感じたり、批判する気にはなりませんが。

デパートで年間多額の買い物をしてくれる法人や個人のお得意様(いわゆる外商)に優先的にロレックスを案内すること。一見公平でなく、開店前から並んでいる方の苦労や情熱を考えると「そりゃないよー」って思う気持ちはわかります。しかし、正規店のデパートも営利企業であることは確かで、その企業に多大な利益をもたらせてくれる「外商のお客様」の要望を無下にすることはデパートとしてもできないでしょう。ロレックス1本のことで年間の多大な利益を競合するデパートに取られてしまってはもったいないので、ロレックスなどで恩を作って、それ以上の利益を別のところで回収することができるのであれば、百貨店にとっては非常に有効なお得意様確保の手段の一つになるはずです。

以前正規店を営んでいた(もうやめた)時計屋さんの経営者の方に話を聞いたように、正規店がプロフェッショナルモデルだけで入荷することはできず、ダイヤ入りや金無垢モデルなどがセットになって入荷されるので、単価の高い金無垢やダイヤ入りを買ってくれるお客さんは非常にありがたかったとの談があるように、デパートではない単独の正規店であってもそのようなことは十分に起きていても不思議なことではないのです。

一番に並ぶ、整理券の一番目を入手することは意味がある?

→大事な要素の一つと考えられる。

上述の通り、案内してもらえる人、もらえない人があったとすれば、そこには何らかの「差」があることになるのですが、一番に並んだり、整理券の1番を入手することは「情熱」を評価してもらえるからです。また、もし在庫があった場合で、一番目と二番目の人が同じモデルを求めていた際はもちろん目の前で二番目の人に優先的に案内することはできませんので、順位は早い方がいいことは確かでしょう。

実際に私も同じ正規店に3日一番乗りすることを決め2日目でお目当てのモデルを購入することができましたので、このことは少なからず意味があったのだと思っています。このことはこの後でも触れていきます。

何をしたら買えるのか?確率を上げる8つの行動

外商のお客となり、年間何千万の買い物を1つのデパートでできる方や、正規店の幹部と強力なコネがある方であればこれを読む必要はありません。そういったアドバンテージが全くない私のような方でロレックスがどうしても正規店で買いたい方は下記のことを参考にしていただき、よかったら一度実践してみてください。私としては、ただ何度も通うよりこれらのことを意識して通うことで、確率を一定以上あげ、購入までの来店回数を減らすことができるのではないかと考えております。

まずは8つの行動を紹介します。

  • 一番乗りで入店する。
  • 狙うモデルや好みの文字盤色をできるだけ具体的絞る
  • どうしてもロレックスが欲しいという情熱を伝える
  • 正規店に行く際はロレックスをしない
  • そのモデルを欲しいと思った動機を用意しておく
  • 服装や髪型など身なりを整え、礼儀正しく紳士的な振る舞いをする
  • 何度も通い顔を思えてもらう
  • 店員さんとの有意義なコミュニケーションを図り自分を知ってもらう

ここからは各行動の解説になります。

一番乗りで入店する。

オリンピックで金メダルをとった人が一躍有名になるように1番をとることは店員さんに顔や欲しいモデルを思えたもらうために重要なことのような気がします。3番よりも2番よりも1番です。いずれにしても並んだ順番と入荷のタイミングが偶然合うような奇跡が起こらない限り、順番は早い方が優位と考えて良いと思います。

狙うモデルや好みの文字盤色をできるだけ具体的絞る

◯◯さん=デイトナ、デイトナをずっと探している◯◯さんといった印象づけをすることは入手への近道になりますので、何度も通っていても「あの人何が欲しいんだっけ?」と思われることのないように欲しいモデルをできるだけ限定して顔と併せて店員んさんに覚えてもらいましょう。

どうしてもロレックスが欲しいという情熱を伝える

正規店としては、本当にロレックスの良さを理解して末長く使いたいというお客さんに買って欲しいと思っていて、転売したりすぐに手放してしまうようなお客さんには正直いい印象を持ちません。ですので、他の時計ではなく、どうしてもロレックスが欲しい、孫の代まで引き継いで使いたいと思っているといった印象を与えた方がこの人に売りたいと思ってもらいやすいと思われます。

正規店に行く際はロレックスをしない

所有するロレックスを身につけて正規店に行くことは決して悪いことではありませんが、私は敢えて他社の時計をしていきます。一つ目はロレックスの店員さんはきっとロレックス製品の素晴らしさに誇りを持っている方が大勢いらっしゃいます。他社の製品よりも優れていることを知ってもらうことは店員さんにとっても喜ばしいことのはずです。以前これも正規店で言われたことですが、「お客様は今つけていらっしゃるミルガウスを大切にしていただきたいと思い、まだロレックスを所有されていないお客様にロレックスの素晴らしさを知っていただきたいと考えます。」つまり、まだロレックスを所有していに人に売りたいと思っている。こういった考え方の店員さんも見えることを考えるとロレックスをまだ所有していない人の方が時としていい印象を持たれることがあるということです。まあ嘘はいけませんが。

そのモデルを欲しいと思った動機を用意しておく

例えばマリンスポーツを始めたいので、サブマリーナを購入したいや、初代ジェームズボンドがサブマリーナを使っていたことにずっと憧れを持っていてなど、そのモデルが欲しいと思ったきっかけや動機を持って置くことは、良い印象とともに個人を知ってもらうきっかけになるからです。

服装や髪型など身なりを整え、礼儀正しく紳士的な振る舞いをする

これはロレックスのブランドイメージを損なわない人物であるという印象を持ってもらうために意外に重要なことではないかと考えています。できるだけ清潔感のある誰にも好感が持てる服装や髪型をチョイスすることも重要です。店員さんも人ですからなるべく良い印象を持ってもらうことはマイナスにはならないはずです。礼儀正しくしたり紳士的な振る舞いをすることも同じような意図を持っています。大事なのは、自分がロレックスに相応しい人間性を持っていることをアピールすることです。ロレックスの店員さんはロレックスのブランドイメージを大切に思っています。そのブランドイメージを損なうような人には身につけて欲しくないと思うことは正規店に勤務する立場を考えれば当然とも言えますので、清潔感のある服装や髪型などロレックスがよく似合う人物イメージで入店することも大事な要素になるのです。

何度も通い顔を思えてもらう

何回も通うことで、「この人は本当に◯◯が欲しいんだ。」とか「何回も足を運んでもらって、なんとかこの人にロレックスを案内したいな」と思ってもらえれば状況は良くなっていくはずです。

店員さんとの有意義なコミュニケーションを図り自分を知ってもらう

先ほども言いましたが、まずはいかに自分を知ってもらい印象付けをすることが大切になると考えます。一日に何十人時には何百人と接客をしている店員さんに顔と名前を覚えてもらうためには何度も通う必要がありそうですが、それ以上に何か自分をアピールして印象付けができれば早く覚えてもらえるからです。店員さんがつけている時計や靴から話題を広げたり、積極的にコミュニケーションを取るようにして最終的に自分を印象付けられるようにしてみてください。

ABOUT ME
すんすん
高校生の時に図書館で「男の一流品図鑑」を見たことがきっかけとなり、以降時計収集の趣味に目覚める。これまで所有した機械式腕時計は100本以上。過去の成功や失敗を生かし「後悔しない時計選び」をアドバイスさせていただきます。 ・古物商資格(時計・宝飾品石商) ・潜水士

POSTED COMMENT

  1. T より:

    いつも有益なブログをありがとうございます。
    私はGMTマスターⅡを探してマラソン中ですが、朝一番に並ぶと言うことに意味があると言う部分に共感を持った次第です。ただ、朝1番は入荷されていないと言う記事もたくさんあります。絶対という正解はないと思いますが、その辺りの見解はいかがでしょうか?

    • K より:

      コメントありがとうございます。おっしゃるとおり入荷のタイミングは朝イチとは限らず、店舗によっても、日によっても異なると思われます。ただ、あくまで私見にはなりますが、希望の在庫があったとしても案内してもらえるとは限らず、いい意味でも悪い意味でも、人を見て決められている可能性があります。わかりやすい例として、お得意様には優先的にと忖度したり(逆に転売ヤーっぽい人には案内しなかったり)ということですが、お得意様でなかったとしても、何度も通ったり、朝早くから毎日並んだりとロレックスが欲しいという情熱や努力を示すことで、多くいるロレックスを買い求める人の中で顔や名前、希望するモデルを覚えてもらい、案内してもらえる可能性を上げることができるのではないかと考えております。ですので、必ずしも朝イチから並ぶことが直接的に確立を上げるという訳ではなく、努力を示すための手段になると思いその行動をお勧めした次第になります。(ただ、朝イチでならんだ場合、二番目の人と希望モデルが被った場合、朝イチの方の目の前で2番目の方に優先的に案内することはできませんので、そうゆう意味では直接的な優先権を獲得できる要素はもちろんあります。)私も11時オープンの正規店に2日連続で7時半から並びプロフェッショナルモデルではないですが、希望のモデルを手に入れられました。朝イチから並ばなかったとしても、正規店を訪問された際には、希望の在庫がなかったとしても店員さんとコミュニケーションをとり、情報収集をするとともに顔や名前を覚えてもらうことが入手への近道につながるのかもしれません。最後にはなりますが、ご希望のGMTマスターⅡが入手できることを願っております。

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