前回の続き
この記事を読むと少々バカらしくなる可能性がありますが、現実はきっとこうなんです。
「パテックフィリップの順番待ち」をまだお読みで無い方はまずコチラからどうぞ。
では、私の友人はどのようにアクアノートを購入したのか?
その答えは、「パテックフィリップの常連に頼んで代理で買ってもらった。」なんです。

え?そんなことができるのかと私も思ったが、どうやら出来るらしい。
順番待ちは?という私の問にも友人は「順番なんてあってないようなもの。いっぱい買ってくれる客に売るに決まってるよね。」もちろん公式な手順とは言えないが、人気モデルではないパテックのモデルをこれまでに何本も買ってきた超上顧客には、数年単位で人気モデルを買う権利が回ってくるのだという。
結局お金持ってる人のところにお金もロレックスもパテックも集まるということなのでしょうか?

これを聞いて少々衝撃を受けたが数年前ロレックス正規取扱店の店長の嘆きを聞いたことを思い出し、よく考えれば当然のような気すらしてきた。
ロレックス正規店店長の嘆きと裏話「コネが利くのか?」
友人のアクアノートの話を聞いて、あるロレックス正規取扱店の経営者の嘆きを思い出した。

「プロフェッショナルモデルばかり売れたら、儲かるのだが、プロフェッショナルモデルを1本入荷するためには、ランダムで宝飾系のモデルを何本も抱き合わせで購入しなければならない。プロフェッショナルモデルはすぐ売れるが、抱き合わせで仕入れた宝飾系のモデルはなかなか売れない。結果在庫を抱えることになって、赤字が発生してしまう。だから、宝飾系モデルを買ってくれる常連さんは本当にありがたい。」

正規店と言えども代理店からロレックスを仕入れて利益を出さなければならない「経営」であり、ここから先は想像になるが、プロフェッショナルモデルでも宝飾系モデルでも利益率は変わらないだろう。しかしプロフェッショナルモデルはほとんどがステンレス製で、むしろ単価が安く、入荷本数も限られることから、結果的に利益が出にくく、いわゆる「客寄せ」の要素が強いのだ。
つまり、プロフェッショナルモデルを1本売ってあげるから宝飾系モデルも買ってよ。ってゆうのが店の本音のはずだ。それを声に出さないにしても、必然的にプロフェッショナルモデルの嫁ぎ先を調整することで、経営が守られるという思考は至極当然のことのようにすら思えるし、私が正規店の経営者なら間違いなくそうするだろう。
ロレックスを買うためにはコネが必要?
この話をすると少々悲しくなるのだが、上記の話が現実であれば、ほんの一握りのお金持ちが、正規店で定価、つまり安くパテックやロレックス、APを買っていて、私を含むそれ以外の人は運任せに正規店に足を運び、若しくは正規店以外の店舗でプレミア価格でこれらの時計を買っているのかもしれない。飽くまで私の勝手な想像ですが。

最後に。でも簡単に手に入らないからこそ目標となり、いろんなことが頑張れているのだよ!…って自身を励ましてみたものの、自分で書いておきながら少々胸くそ悪い気分になってしまった。
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[…] しかし、私の知人にアクアノートを正規のブティックで定価で買った友人がいる。しかもパテックフィリップの店員が言ったように10年どころか1年も待たずに正規店にて正規の価格で買ったのだと言う。なぜこの友人は定価でしかも殆ど待つことなくアクアノートを買うことができたのだろうか。友人の談では、、、続きはコチラ […]
[…] ③これができれば最高。この記事で書いた購入方法、つまり、①を実際にやっている人と仲良くなるってことです。 […]